経産省が反原発関係者を監視・弾圧  「表現の自由を侵害」日弁連が抗議声明

原発報道監視:「表現の自由を侵害」日弁連が抗議声明

 経済産業省資源エネルギー庁原発に関するメディア情報を監視していた問題について、
日弁連宇都宮健児会長は31日までに「表現の自由を侵害する恐れが大きい。
直ちに中止することを求める」とする声明を日弁連のホームページ上に掲載した。

 声明では「政府の発信する情報と異なる情報の流通を制限し、原発についての世論形成をゆがめるなど、
民主主義社会の根幹を揺るがす」と批判。さらに「政府による原子力事故の情報開示が不十分」と指摘している。

 国主催の原発のシンポジウムで、同省原子力安全・保安院が電力会社に住民発言の「やらせ」や
動員を要請したとされる問題にも触れ「情報操作の動きがあることも考えれば、問題は深刻」としている。(共同)

毎日新聞 http://mainichi.jp/select/seiji/news/20110801k0000m040125000c.html