何度でも言う。震災復興財源は”全国民が等しく負担する”べきである。労働者のみを搾取する所得税、絶対反対!

政府は震災復興財源に所得税の一割上乗せ臨時増税を検討しているようだ。
理念を欠いた金集めと言わざるを得ない。

政府が社会民主主義的な再分配を嗜好しているなら、所得税格差是正に全くの逆効果でしかない。
なぜなら、国富の多くを高齢者が所持し、現役世帯の収入も人数も減っている現状において、所得税はただでさえ貧しい現役労働者からのみ搾取する悪税だからである。
また、源泉徴収搾取され、一銭の節税も許されない”正直な弱者”であるサラリーマンをさらに虐待するものだ。
すなわち、所得税は格差拡大税と言っても過言ではない。
このような正義に反する弱者虐殺税を許してはならない。

また、自由主義的観点から言っても、所得税は勤労意欲を削ぎ、「働いても働かなくても同じ」「働いたら負け」という堕落した社会を作り出すから、決して許されてはならない。

そもそも、復興の理念は、「全国民が等しく負担し、連帯する」ではなかったか。
小手先の、取り易い弱者や働き者を虐める制度ではなく、消費税増税の正義を貫くべきだ。

社会保障はいよいよ破綻の淵に追いやられている。数の多いことに任せて納税を拒否する”消費税反対論者”に、この期に及んで配慮する必要があろうか。
負担せずに福祉にすがるのは乞食と同じであると知るべきだ。